リビングに集う家族が、帰ってきたひと、訪れるひとを出迎えてくれる家

１階は廊下スペースを無くし、広さと動線に留意。良好な家事動線を確保するため、ペニンシュラ型キッチンを回遊型とし、LDKを囲うように納戸、パントリー、洗面室、浴室、ランドリールーム、トイレ、階段を設けました。玄関ホールの扉を開けると、29.5帖の大空間が広がります。家事や育児に追われることがあっても、動線で補える。お子さまたちが、広いリビングを元気に駆け回る。誰も孤立することなく、家族誰もが一堂に会することができる。そんなLDKを中心とした、家族の幸せを育む住まいです。

キッチン奥に設けたパントリーをはじめ、必要な場所にそれぞれ十分な収納スペースをつくりました。玄関には、コートなどの衣類も収納できる1.5帖のシューズクローゼットを隣接。2階の主寝室には4帖の広いWICを、3室の子ども部屋にも0.5帖の収納スペースを確保しています。また、玄関ホールやパントリー、洗面室の出入口部分はアーチ型開口を採用。デザインの統一感を持たせるとともに、曲線の柔らかさが木目調の天井と相まってあたたかな印象を与えます。

敷地内に親類宅の建設を予定していることから、建物の配置についても熟考を重ねました。西側に2台の駐車スペースと物置スペース、玄関までのアプローチを確保。互いのプライバシーに配慮するとともに、LDKの南側に設けたガーデンスペースを通じて適度な交流を図ることもできます。