1. ホーム
  2. ブログ一覧
  3. ペットと一緒に暮らそう!住まいづくりのポイントとおすすめペットリフォーム
2021.06.25

ペットと一緒に暮らそう!住まいづくりのポイントとおすすめペットリフォーム

犬や猫などのペットも、大切な家族の一員。
これからペットを飼いたい人や、すでに飼っているペットのための環境を整えたいときは、ペットと一緒に住むことを考えた間取りや設備を住まいに取り入れるのが重要です。

今回は、ペットと暮らすことを踏まえた住まいづくりのポイントと、おすすめのペットリフォームについてご紹介します。
ペットも飼い主さんも、快適に暮らせる住まいづくりにぜひお役立てください。

1.ペットの事故を防ぐために安全性を確保しよう

ペットと暮らす住まいで、まず確保したいのが安全性です。私たちが普段生活しているスペースには、実はペットにとっては危険なものがたくさんあります。
・玄関…玄関ドアから外に飛び出して自動車事故などに巻き込まれる
・キッチン…刃物、コンロの火のほかガス管、ペットの毒となるネギなどの食材
・浴室…シャンプーなどをなめてしまう、浴槽に落ちて溺れてしまう
・階段…段差を踏み外して転落、ケガにつながる
・バルコニーやベランダ…手すりやすきまなどから転落
・庭…植えられている草木のなかにはペットにとって毒になるものがある

事故が起きそうな箇所やエリアにペットが立ち入れないような構造にする、または、安全柵やペットフェンスなどを使って対策をしましょう。ペットが乗ってしまう可能性のある手すり、浴室のフタなどはペットが乗っても壊れないものにすることも重要です。

浴室は事故率が高く危険な場所ですが、閉め切ったままだと湿気がたまり、カビなどが発生する原因になります。ペットが立ち入れない、かつ適切に換気ができるように窓や換気扇を設置するなどの工夫をしましょう。

2.お互いにストレスをためない快適な環境を作ろう

ペットと住む人それぞれが快適に過ごすには、お互いにストレスのたまらない住まいの環境を整えるのが重要です。

ペットや飼い主にとっての快適な環境のポイントは以下の通りです。
・犬は家族の近くに専用スペースを作る
・逃げ込めるスペースも確保してあげる
・室内でも運動できるスペースを作る
・高齢になったときにも住める環境にする
・床材や家具が傷つきにくいものにする

犬は群れで行動する習性を持つ動物です。ペットとして飼われているときにも、飼い主の近くが落ち着きます。寂しい思いをしないように、犬専用のスペースは家族の集まるリビングなどに作ってあげましょう。廊下や寝室など、日中は人がいないスペースだと、犬にとってはストレスになってしまいます。

人の側が落ち着く犬でも、怒られたときや怖いときなどは自分を落ち着かせるスペースを求めます。また、猫は気ままな行動を好みます。ひとりになれるプライベートスペースを別に作ってあげましょう。

犬は散歩や運動が大好きですが、雨が続くなどで満足に散歩ができないことがあります。また、猫は感染症予防の観点から、外に出さず室内での飼育が主流になりました。犬も猫も十分に運動ができないとどんどんストレスがたまってしまいます。室内でも運動できるスペースを設置するのが重要です。
犬はクッション性の高い床材で広いスペースを設ければ、運動に使用できます。猫はキャットタワーなど立体的な運動ができるスペースを設けましょう。

ペットも高齢になると、人間と同じく足腰が弱る、トイレを失敗するなど、今までできたことができなくなります。高齢になってからペットのためのリフォームをしたり、居場所や環境が変わったりすると大きなストレスになってしまいます。ペットが高齢になってもそのまま住める住まいづくりを、あらかじめしておくことが重要です。

ペットの爪や噛みつきなどで、床材や家具などがボロボロになってしまうと飼い主にとってもストレスになります。傷つきにくい床材にする、ガードをするなど家具が傷つかない工夫をして、お互いストレスなく住める環境を整えましょう。

3.気密性の高い住宅だからこそ空気循環を考える

気密性の高い住宅は、冷暖房効率もよく季節を問わず快適に過ごせるメリットがあります。一方、空気の循環が悪くなるのがデメリット。空気が充分に循環できる住まいづくりが重要です。

空気の循環ができない住まいだと、ペットのニオイがこもってしまいます。また、空気がたまったままだと、家の床にほこりや汚れ、ダニの死骸などもたまりやすくなり、カビが繁殖する原因にもなります。ペットは人よりも床に近い場所にいるため、ほこりやダニ、カビを吸い込みやすく、アレルギーなどを発症してしまうことも。喘息を引き起こす原因にもなり、ペットだけでなく住んでいる人の健康にも悪影響です。

換気スリーブ、空気の吐き出し口など適度な換気ができる設備を設置しましょう。空気の取り入れ口と、排出口を対角線上に設置するのがポイントです。効率よく空気の循環ができます。

4.ペットのものをしまうための収納

ペットと暮らす住まいづくりには、十分な収納も必要です。フードやペットシーツのストックなど、ペットのものをしまうスペースを設けておきましょう。また、誤飲などペット事故の可能性のあるものをしまっておくための収納を設けておくことも大切です。

ペットと快適に過ごせる収納作りとして、以下の例があります。
・玄関収納…散歩のリードや運動グッズなどをしまえるスペースを設ける
・キッチン…ペットにとって毒になる食材を食べないように、ごみ箱はフタが開かない&ビルトインにする
・浴室…シャンプーや石けんなど誤飲の可能性のあるものをしまえるスペースを作る
・リビング…犬や猫の手が届く位置の収納は、引き出しなど開けられない構造のものにする
・フードストック…フードのニオイが漏れないように密閉できるものにする

5.ペットも住む人も快適な、おすすめのペットリフォーム

ペットも住む人も快適になる環境作りに有効なのがリフォームです。おすすめのペットリフォームを4つご紹介します。

●床材へのリフォーム
フローリングコーティング「エコテック 愛犬の床」は、ペットと飼い主両方にうれしいペットリフォームです。室内犬の足腰に大きな負担をかけるフローリング表面に適度なグリップ性を付与し、ペットにとっては歩きやすく、すべりにくい、ケガも防止できる床にします。フローリングも傷つきにくく、水拭きや消臭剤も使用できるので掃除もしやすくなります。

●壁材のリフォーム
ペットを飼っていると気になるのがニオイです。壁材を消臭効果のあるエコカラットにすれば、ペットのニオイが気になりません。リビングや寝室、玄関はもちろんトイレや廊下などの限られたスペースにも施工可能です。

ペットの爪や歯によって、壁が傷ついてしまうことがあります。珪藻土壁は、猫がひっかきやすいと思います。万が一ペットに壁を傷つけられても、張り替えやすいボーダーを壁の中間に入れて下の部分のみを張り替えられるようにしておけば安心です。または壁の表面強化クロスの施工をすれば、傷がつきにくくなります。猫の爪とぎで壁がボロボロ…ということもありせん。

●ペット用室内ドアやキャットウォークの設置
ペットが快適に動ける環境を整えれば、ストレスも少なくなります。リビングなどのペットも出入りする空間には、ペット用の室内ドアを取り付けるリフォームがおすすめです。ペットが自由に行き来できるので、寂しさを感じる、ドアが開かないといったストレスから解放できます。

平面ではなく、上下の立体運動をするのが猫の習性です。室内飼いの猫が運動不足にならないように、キャットウォークを設けてあげましょう。階段下などの限られたスペースを、猫のための運動場として活用できます。

●ケージ置場やペットアイテム置場の設置
ペットのためのグッズを効率よくしまえる、さらにペットにとってのスペースも兼ねられる「ペットハウス収納」のリフォームがおすすめです。上部分はペット関連のグッズをたっぷり収納できるスペース、下部はペットの食事、就寝、排泄の3つのスペースが設けられます。ロールカーテンをつけると、ペットのプライベートスペースとしても活用できます。

まとめ

ペットも飼い主も快適な住まいづくりのポイントや、おすすめのペットリフォームを紹介しました。ペットが安全かつ快適に過ごせる設備や構造を設けるのはもちろん、家具や壁、床が傷つかない、ペットのものを収納できるなど飼い主にとっても快適に過ごせる住まいづくりをするのが重要です。

ペットが高齢になってからリフォームをすると、環境の変化からペットに大きなストレスがかかってしまいます。ペットが高齢になっても安心・安全にずっと住める家づくりを今からはじめることが重要です。ペットと一緒に住んでいて使い勝手やニオイ、傷などが気になったらぜひペットリフォームを検討してみましょう。