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2021.04.09

我が家の耐震性は大丈夫?地震が来る前に住まいの健康診断である耐震診断を受けましょう

会社員の方であれば1年に1回受ける健康診断ですが、年齢を重ねるにつれて気になってくるのが、その結果。
検査結果通知書に「要再検査」「要精密検査」と出ていると、少なからずショックを受ける人も多いのではないでしょうか。
病気は早期に発見し、治療することが大切といわれますが、住宅にもこれと同じことが言えます。

毎日の生活では気づかなくても、屋根や柱、壁などの見えない部分が劣化していることも多く、それが原因で家の性能にも悪影響を及ぼします。

なかでも、現行の基準を満たしていない住宅は耐震性能に不安があるので、耐震診断を受けてみることをおすすめします。
現在のお住まいが、基準を満たしているかどうかは建てられた時期によって、大まかに把握できます。

1.我が家は大丈夫?注意が必要な建物は?

●1981年~2000年に建てられた木造住宅は要チェック
建築物の構造や設備などに関する基準を定めた「建築基準法」は、1981年に大きく改正されました。
そのため、1981年より前の基準に該当する建物は「旧耐震」、1981年以降は「新耐震」として分けられます。
お住まいが新耐震基準なら少し安心ですが、それより以前の旧耐震基準で建てられている場合、震度5クラスの地震が起こると倒壊する可能性が高くなります。

ただし、木造住宅の耐震基準は、阪神・淡路大震災の教訓を受けて2000年に改正されています。
1981年の改正以降の「新基準」に該当したとしても、1981~2000年に建てられた住宅は、それ以降の「現行基準」を満たしていない可能性があるのです。

●現行基準を満たさない木造住宅は約2,700万世帯
1981年~2000年に建てられた木造住宅は約2,700万世帯。
この2,700万世帯は現行基準を満たしていないだけではなく、リフォームの適齢期である築20年以上が経過しています。
このまま放置しておくと、大地震発生で家が倒壊する可能性もあるので注意が必要です。

そこで積和建設では、「わが家の耐震性が気になる…」という方に向けて、住まいの健康診断である耐震簡易診断をまずはおすすめしています。

2.積和建設の耐震リフォームの流れ

耐震リフォームとは大まかにいうと「診断」「設計」「見積」「工事」という流れになります。
それぞれの過程で、どのようなことが行われるのかを詳しくご紹介しましょう。

●耐震性をチェックする
お住まいが震度6以上の大地震に対して、倒壊しないかどうかを一定の基準で診断します。
木造2階建て程度の一般的な住宅であれば、簡易診断という方法で、無料で診断を行います。

簡易診断では、住宅の築年数や過去の災害被害、増改築といった経歴をお伺いします。
図面があれば構造上の問題点もチェック可能です。
場合によっては、実際の建物を確認したうえで、さらに詳しい診断の必要性を検討します。
ご自宅の図面などをお持ちいただければ、現状と補強後のシミュレーション結果を出すこともできます。

簡易診断の結果により、専門家による精度の高い「一般診断」「精密診断」といった有償の診断を行います。

●耐震改修の計画と設計
耐震診断の結果に基づき、耐震改修後に求める耐震性能のレベルなど、お客さまの目的やご要望に応じた改修を検討、さらに、計画に基づいて実施設計を行います。

●耐震改修工事費の見積り
設計図を基に工事費用を算出します。
見積りの内容はわかりやすくご説明しますので、心配はいりません。
もちろん、お客さまにご納得いただいたうえでのご契約となります。

●耐震改修工事
設計図面に従って改修工事を行います。
単純に補強するだけではなく、家全体のバランスを考えながら補強や補修をしていくのが、積和建設の耐震補強リフォームの特徴です。

●主な補修・補強箇所は?
<屋根>
地震の力は屋根が重いほど家に大きな影響を与えるので、軽い屋根材に交換して家の負担を軽減します。
なお、積和建設では、軽さと質感を両立させた「新素材瓦」や、軽くて耐風性に優れた「カラーベスト」などを用います。

<柱や梁>
地震の力で外れないように、金物で柱や梁をしっかりと繋げて固定します。

<壁>
補強材「筋かい」を柱と柱の間に入れたり、構造用合板を使って地震に強い壁を増やしたりします。壁が強ければ、地震時に家を歪ませる力を抑えることが可能です。

<基礎>
基礎が弱い場合は、鉄筋コンクリートを増し打ちして強化します。基礎はひび割れなどをチェックしたあとで仕上げるので、見た目もきれいです。

3.スマホから自宅の耐震性能をチェック!「誰でもできる我が家の耐震診断」

最後に、スマホやパソコン画面からご自宅の耐震性能を簡易にチェックできる「誰でもできる我が家の耐震診断」というサイトがあるのでご紹介します。
国土交通省住宅局監修、一般財団法人日本建築防災協会が編集するもので、10問ほどの簡単な問診に答えると、自宅の耐震性能についての判定が出るので、一度試してみてはいかがでしょうか。
誰でもできる我が家の耐震診断

いかがでしたか?
判定で専門家の診断を勧められた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

耐震診断とは、人間でいうところの健康診断にあたるもの。
大きな地震は、いつ発生するかわかりませんので、耐震診断によって自宅の健康状態(耐震性能)を知っておくのは最低限の備えといえます。

家の倒壊や被害の拡大を防ぐためにも、住宅の補修や補強を早めに行っておきたいものですね。