1. ホーム
  2. ブログ一覧
  3. リノベーション事例 築40年以上のマンションを、若々しく開放的な空間に
2020.11.13

リノベーション事例 築40年以上のマンションを、若々しく開放的な空間に

かつてお施主様ご夫婦が住んでおられたこの家には、その後お母様が住み、今は長男ご一家が住んでおられます。
大切に住み継いでこられた家を、お孫様たちがのびのび成長できる、明るく風通しの良い開放的な空間へとリフォームされた事例をご紹介します。

窓側の2部屋とダイニングキッチンをワンルームにして、明るく開放的なLDKを実現しました。
床材には無垢の吉野杉を使用。
お孫様が傷をつけても気にされず、時がたつほどに味わい深くなる無垢材の魅力を楽しんでおられます。
壁や回り縁にも杉材を用い、押入の引き戸は杉の網代。
その存在感がLDKを引き立て、和風モダンな統一感のある雰囲気に仕上がっています。

キッチンの位置は排水の都合で変更せず、設備を一新。
I型キッチンからL型キッチンに変更して、広々とした作業スペースと収納を確保しました。
閉鎖的だったキッチンは収納をカウンター型にして、LDK全体を見渡せるような開放空間に。
手元を隠したカウンターはリビング側を杉板張りにして、床板との一体感を演出しています。

アイランド型のキッチン収納側に立つと部屋全体はもちろん、外の景色もよく見えます。
目が届くよう、カウンター前はお子様たちの遊ぶスペースに。
親子で楽しく会話しながら料理ができ、お子様も安心して遊べます。
キッチンの床は水はねも多いため、無垢材ではなくシート貼りにしています。

テレビ台の後ろの壁は杉材を斜めに張ってアクセント壁にしました。
照明は間接照明にし、明るすぎない空間を演出できるようにしています。
ピクチャーレールがついているので、家族の写真や趣味の写真、絵画を吊り下げて壁面の雰囲気を変えることもできます。

廊下に面した洗面や寝室の入口にはカラフルなドアを入れ、和の中にポップさを取り入れたインテリアにしました。

自然な無垢の芳香がする杉材をふんだんに使った玄関回りにも注目を。
廊下の床、天井、壁の一面に吉野杉が用い、柔かい印象を与えています。

二つあった洋室を一つにして、今は家族用の大きな寝室として使用。
奥の緑のドアはウォークインクロゼットにつながっています。

将来、二部屋に分割できるよう設計した寝室。
子どもの成長に合わせ部屋を分けられるように入口を2カ所設けています。

DATA

延床面積 84.5㎡
構造規模 鉄筋コンクリート
工事概要 解体工事・内装工事・電気、ガス、給排水工事・住宅設備機器工事
築年数 42年
設計・施工 積和建設関西株式会社